立つドラゴン


立つドラゴン、はっきり言って一番簡単なポーズだと思う。
何故かというと、安定して楽な姿勢というのはおおむね似たようなものだから。
基本さえマスターすれば、応用はいくらでもできる。
片手を持ち上げて威嚇したり、首を曲げて後ろを振り返ったり。
かつて私もただ立つドラゴンしか描けなかったのだけれど、
いろいろバリエーションを増やしていって今ではいろいろ描けるようになりました。

 真横の立つポーズは基本中の基本。 私は、ラフのときにドラゴンの体型やデザインを決めるのに描いたりしています。
 とにかく、練習にはもってこいです。このポーズで体のバランスや、細かい描写を覚えたら、 いろんなポーズに応用が利くはず。
 ポイントは、体の見えない部分。すなわち向こう側の手足です。 見えない部分を見えないのではなく、あるものとして描いてみましょう。 そうすれば、不自然さがなくなると同時に、イメージトレーニングにもなるはずです。
 真横よりも難易度の高い斜め前からの視点です。 大まかの基本は真横からと同じようなものですが、注意するべき点がいくつか増えています。
 首と腹、背の中心点がどこにあるかというのは、斜めからの視点には避けては通れないポイントであり、 難関でもあります。ですが、これをクリアーしておけばいかなる時も応用できるようになります。 特に、私のような鱗を描くときは非常に重要なポイントで、鱗のうねりなどもこれを基にします。
 斜め前からの視点の目的ともいえる『立体感』を出すために、つま先の位置に気をつけましょう。 より奥のつま先を高い位置にすることで、奥行きを出します。デザイン用語ではパースとも言いますが、 ビルや建築物にばかり使うわけではありません。隠れた重要ポイントですね。
 隠れた重要ポイントといえば、向こう側の見えない足の部分(肩や腿)の位置を考える重要性も、 この視点は真横のときよりもぐっと増します。
 真横の2本足タイプです。基本はやはり同じですが、応用はしやすいでしょう。 何故なら、両手と首が自由だからです。
 2本足と違って注意しているのが、お尻を意識することと、 足の指をがっちりとすること。そして、ちょっと蟹股にすることです。 重い体を支えるためにも、蟹股になるほうが必然のような気がするので。
 でも、あくまでこの例は動物っぽいがっしりデザインのときです。 必ずしもこの例に当てはまるとは限りません。
 体型以外は四本足のときと同じ注意をすればいいでしょう。
 あと、蟹股ですね。
 これは上の真横タイプのときにも言えるのですが、 2本足のポーズは、手足さえ変えれば、実は飛んでいるドラゴンのポーズにも応用可能です。
 その場合、飛んでいる最中といよりは、止まって威嚇気味になっているポーズであるかもしれません。 でも、その話は飛ぶドラゴンの回にすることにしましょう。


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